BARRETTE.

V系のライブレポとかセトリとか作品の感想とか色々。

【CD解説/感想】the GazettE 「NINTH」完全生産限定盤A

更新日:


the GazettE NINTH

CD DATA
RELEASE:2018/06/13
BAND:the GazettE
TITLE:NINTH
TYPE:LIMITED EDITION BOX A
CONTENTS:SPECIAL METALLIC PACKAGE/1CD/1BD/BOOKLET

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NINTH 概要

CD仕様と封入物

  • 完全生産限定盤A(CD+BD)
  • 完全生産限定盤B(CD+DVD2枚組)
  • 初回限定盤(CD+DVD)
  • 通常盤(CDのみ)

愚鈍の桜のBDを買ったら新作アルバムがおまけについてくる

そんな風に思っていた時期が僕にもありました

初回限定盤の付属DVDはFallingのMVとメイキングビデオ。

完全生産限定盤A/Bは映像の媒体がBDかDVDかの違いで内容は同じ。
上記FallingのMV+メイキングに加えてレア曲満載愚鈍の桜公演のライブ映像がついてるので(もはやついてるってレベルではない)高額だけどそれなりの価値はある。

「<Falling>は過去の自分とどう向き合うか?っていう歌で。しかも異端(大日本異端芸者)のライヴ映像をアルバムにつけることになって。つまり過去を受け入れるというか克服するって意味合いがそこに偶然生まれてきたんですよ。そんなところから、ようやくアルバムの方向性が見えてきて」

―音楽と人 2018年6月号 80ページより

異端の苦悩からFallingが生まれてこのアルバムが完成するので、一見NINTHと何の縁もなさそうな愚鈍の桜のライブ映像がセットになっていることにも意味がある(異端の苦悩とFallingについては後述)。

今回は完全生産限定盤Aを購入

毎回限定盤がバカでかいor変な形(3D)で困らされてきたけど今回はコンパクトなBOX。
BOX開けると蓋の裏側に黒いラベルが貼られていて

PHASE #00
THE INITIAL SHAPE

PRODUCT SERIAL NUMBER
XXXXXXXXXX (←桁数は適当)

シリアルナンバーが記載されてた。(応募券のシリアルナンバーとはまた別)
どうしてもゴールデンチケットみたいに下に何かあるか?と思ってしまう(でも剥がせない)

  • CDとBDは個別に真っ赤なクリアケース入り、リーフレット的なのが挟まっていないのでケースの裏面にクレジットが直接記載してある(でも付属の歌詞ブックレットにクレジットのページはある)。
  • CDディスクは血?を全体に指で塗りたくったような真っ赤な盤面+端っこに黒字で「THE GAZETTE NINTH」
  • BDディスクは黒い盤面+外周に白字で「THE GAZETTE NINTH」「十五周年記念公演 大日本異端芸者 暴動区 愚鈍の桜」とか収録内容が書いてあるシンプルなデザイン
  • オフィシャルに記載ないけどステッカーが2枚入り。1枚は縦長の長方形でジャケットに描かれてる人(?)の顔部分にスマイルマークが落書きされているもの、もう1枚は丸型でSAINT HEART TEEとお揃いの絵(前側の心臓のやつ)
  • サイン会かグッズが当たる応募券も入ってた(Tシャツ応募したけど外れた…)。

デカすぎて整理や収納に困るという物理的な弊害はこの際置いといて、わたしはガゼットに限らずどんなバンドでもCDや映像作品の現物はわくわくする(∩˘ω˘∩)特に内容の豪華な限定盤。今回みたいに箱開けてCDにBDにブックレットにステッカーに色々出てきたらそれだけでテンションあがるよ!まさに宝箱。

タイトルと収録内容

DOGMAから3年ぶりの全曲新作。
9番目のアルバム…「9枚目の自分たち」ということでNINTH
何か他に凝った意味が隠されているかと思ったけど本当にシンプルにそれだけらしい。

前作DOGMAのように明確なコンセプトや世界観がなく「現在のthe GazettE」「ここにたどり着くまでのthe GazettE」が描かれた作品。
相当な難産だったらしくリリース予定だったのがいつの間にか6月に(無事に発売できたので良しとする)

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NINTH 曲の感想

愚鈍の桜行って思い残すことなくなっちゃってこのままフェードアウトしそうだったけど

戻ってこれて良かった…(´;ω;`)

(そしてわたしのようなファンがRUKIを思い悩ませていたことを深くお詫びいたします)

実際に43分と短めのトータル収録時間ではあるけどそれ以上に短く感じるというかあっという間に聞き終わってしまう気がする。えもう1周しちゃった!?みたいな。超濃厚でたのしい43分間!
わたしが好きなのは①TWO OF A KIND②ABHOR GOD③裏切る舌
この3つはやべーよ!

曲の解説にはわたしの独自の解釈を書いている部分もあるのでこういう受け取り方もあるんだな~くらいに思って頂ければ幸い(メンバーが明言してる部分はソースや出典表記してます)。

01 99.999

麗作のSE。
歌詞ブックレットにはあのへしゃげた車と

99.999
INST
2002-2018

と書かれている。

過去アルバム8作のSEに使った音が盛り込んである。
正解は公表されてるかわからないけどわたしがこれじゃないかなと思ったのを別の記事でまとめてあるのでよかったらそちらもどうぞ。→NINTH 99.999の元ネタ探し

気になって聞きまくったせいで再生回数がアルバム内で圧倒的トップである

02 Falling -NINTH MIX-

MV出演のモデルさん
Mael Jaffrezou(Instagramプロフィール
Julia Volkova(Instagram)※t.A.T.uの人ではない
JuliaはNDNUのモデルもやってる。

ずっと過去を振り返ることなく前だけ向いてやってきたRUKIが初めて過去と向き合ってできた曲

「そうですね、あの曲は……自分を噛み砕くための歌というか。過去の自分と対話をする中で、今まで否定してた過去だったり禁じ手だと思ってたことだったり、そういうところも全部噛み砕いたところで生まれた曲だと思ってて。例えば異端っぽい要素を含む曲は絶対に作らないとか、当時の歌謡曲みたいなメロディは作らないとか、今まで自分の中で否定してたことがあったけど、代々木で異端を久しぶりにやってみたら、当時作ったメロディがいいなって思えたんですよ。あんなに否定してたのに。しかもそれを作ったのって自分じゃないですか。で、そんな過去の自分を悪くないというか、<Falling>によって認めることができたというか。だからこれ、戒めソングなんですよ(笑)」

―音楽と人 2018年6月号 81ページより

バンドやアーティストとしてはやっぱり昔が良かったとかあの頃に戻ってほしいとかと言われるより常に最新の自分たちを見て最高と思って欲しいもの。

当時のthe GazettEは1年くらいかけてツアーを回ってこれでもかと「DOGMA」の世界を見せつけてたところで、このままこのダーク路線で行くのかなと思われた中で15周年で異端復活という「真逆」のことをやろうとした。
やろうと言い出したのはRUKI本人なんだけど、その「禁じ手」をやってしまった自分自身と、それを聞いたファンの反響の大きさ―「最新のthe GazettE」よりも「過去の大日本異端芸者ガゼット」の方がみんなから求められている。だったらこの先自分たちはどうすればみんなを喜ばせることができるのか―に悩むようになってしまう。

「お前の曲かよって感じですけど(笑)。だから<Falling=落ちる>っていうタイトルにして。過去の自分と一緒に落ちていこうっていう。<過去を売りにするようなバンドは好きじゃなかったはずだろう?>とか<そういうヴォーカリストにはなりたくなかったんじゃないのか?>とか。でもそういう自分を受け入れることによって始まる新しい何か。それがこの歌で言いたいことなんですけど。」

―音楽と人 2018年6月号 81ページより

代々木の本番でようやくそのモヤモヤを自分なりに納得させることができて、そこから生まれたのが「Falling」。
確かに異端復活はわたしも大丈夫なのかな?やっちゃっていいのかな?という気持ちはあって、最初はセットリストも異端時代の曲をメインにしつつそうでない曲も時々挟むみたいな感じで「普段よりも異端要素多めのステージ」程度になるのかなくらいにしか思ってなかった(別の某バンドで過去にコンセプトライブ詐欺に遭っていたので期待しないことにしてたのもある)。

でも後日曲目リクエストが行われてそのリストが完全に初期曲だけに絞り込まれていた&RUKIが当日はこの中からやりますって言ってるのを見てあーこれはガチだな!って思って、アー写なんかも完全にアレだったからそこまでやってるならもう本人たちも躊躇いなんかも全くないんだろうなー楽しみにしてるんだろうなーって感じてたから実はこんな思い悩みながらやってると思ってなかった(ちなみにRUKIは他のメンバーに相談したりもせず一人で悩んでいたそうな)。

「(中略)”NINTH ODD SMELL”の歌詞はわりとすらすら書けて、実質、僕のなかでの1曲目というか。”Falling”で落ちてから、”NINTH ODD SMELL”で始まるっていう」

■なるほど。となると、先行で”Falling”が発表されていたことも理に適ってますね。

「そう。だから先に”Falling”を出したんですよね」

―the GazettE NINTH Reference Book 102ページより

MVでは最後に車が落ちて炎上するけど、「車を飛ばして破壊したい」という画が最初からRUKIの頭の中では出来上がっていて、最後に車が落ちるというゴールに向かって全体の物語が作られている。なのでMVの中の「車」がRUKI自身のメタファー?

03 NINTH ODD SMELL

RUKI曰く「”第9の奇妙な匂い”というか。」
RUKIの衣装の袖にも入ってるワード。最初はアルバムのタイトル自体を「NINTH ODD SMELL」にしようとしていたらしく、彼のお気に入りワードであることが伺える1
Fallingと同時期に作られた曲で2曲に分離した感じになったらしく、こちらは何度も作り直し完成したものは第4形態2

歌詞カードを見てもわかるようにthe GazettEの歴史(これまでとこれから)を綴った曲になっている

歌詞がっつり書くとまずいのでわたしがそうかなと感じた部分だけ書いてみる

第一「混沌」のとこは1stアルバム「disorder
反逆の中指立てってのがAnti Popに似たような歌詞があったと思った(関係あるかはわかんないけど)
周りは関係なく自分らのやりたいことをやってたこの頃

共鳴と駆け上がり~は2ndアルバム「NIL」(第二の「無」
九段の欲は日本武道館への憧れ(九段…九段下=日本武道館の最寄り駅3
闇を裂いた〜はNausea & Shudderの歌詞に近い(これも関係あるかはry)
ファンとともに武道館目指して駆け上がってきたネムレスツアーの時期

積み重なりRubbishは3rdアルバム「STACKED RUBBISH
蠢くはスタラビツアーのタイトル「Pulse Wriggling To Black」から?
やがて来る~はこの頃潰し問題とかあったけど4それからファンとの関係が悪化?というか色々不満を持つようになったことかな…と思った

紅蓮纏う絶望はシングル「紅蓮」と紅蓮がCMソングになったジェムケリーコラボのキャッチコピー「ガゼットを纏え」
仄暗い底を這いが4thアルバム「DIM

は5thアルバム「TOXIC」、渦巻いたはシングル「VORTEX」?
順番で行くと千切れていく心が6thアルバム「DIVISION」か?5

歪んだ異形は7thアルバム「BEAUTIFUL DEFORMITY
13階にたどり着くは13周年記念公演「13- T H I R T E E N -」
また順番で行くと黒い黒い黒い闇を抱いてが8thアルバム「DOGMA」か?(個人的に最後の偶像崇拝がDOGMAっぽいと思ったけどDOGMAのツアーファイナルが漆黒だったし位置的にもこっちかなあ)

現在ここに~第九「生きてきた証明」が9thアルバム「NINTH
けてるまで~は終わりが来るその時まで自分の理想の姿をやり抜くぞ、不吉な運命もかかってこいやみたいなこれからの意気込み?

歴史的なことになると東京ドームとか10周年(とそれまでのあれこれも含め)とか色々あったしもっと隠れてると思うけど知識が追いつかないのでこのくらいで…(各自お探し下さい)

04 GUSH

gushとかgush overで「ペラペラとしゃべりまくる」「大げさに喋り立てる」という意味。

「不祥事をやってる人の方が人間らしいな」という見え方や、「お前だって裏ではどうなんだ?」っていう人がそれに物申してる場面にいらつくみたいなのも含めたメディアの話とのこと6
「DOGMA」の頃からあった曲で、元々はもっとゆっくりだったがアップテンポになって復活した7

いきなり「16:9の傀儡」ってRUKIらしいワードで始まるのすき。
曲のノリとしてはSLUDGY CULTみたいなやつだなと思った。
一時期加熱してた不倫報道みたいな有名人のスキャンダルについて、連日ワイドショーで時間割いて追いかけ回して…ってやってることに対する曲か

05 THE MORTAL

麗原曲。
曲のイメージは「人工知能」8

歌詞は「彼女は越えてはいけない一線を越えた」「突き落とす」「幼き死骸」というワードから子供を突き落として殺した女性を描いているか。実際そういう事件がいくつか思い浮かぶけれど。

個人的に殺人とかショッキングなストーリーの曲が苦手なのでアウトな部類の曲なんだけど(体温とか無理)イントロやAメロの曲の無機質感は好き。静なる夜〈ナイト〉って読むのとか。

タイトルの意味としては直訳するとそのまま「人間」なんだけど、歌詞の内容から考えると「許されない人間(人々)」とか「地獄に落ちるべき人間(人々)」みたいにも取れるかな…

06 虚 蜩

葵原曲。
読み方は「うつせみ」。「この世に生きている人間」「現世」のほか「セミの抜け殻」の意味もある。
タイトルは漢字2文字の間に空白(半角スペース?)が入るのが正式表記っぽい。
ちなみに「蜩」は「ひぐらし」や「せみ」「ちょう」で変換できる。歌詞の中に登場する「茅蜩」も「ひぐらし」。

物悲しさを感じる音から無機質な電子音、どういう曲だ?ってイントロからめっちゃ惹かれた。
内容はDIVISIONの「籠の蛹」とリンクしている?
籠の蛹は遊郭で働く女性の歌で9虚 蜩は「籠の中」で「届かぬ愛と悲しみ」を抱いて堪えてきたけれど最後は虚蜩=セミの抜け殻のようになってしまった…という風に見えるので話が続いてるのかなと思った。いずれにせよ悲しい結末

07 その声は脆く

アルバム発売前にラジオ「BUZZ ROCK」で先行オンエアされた曲。
RUKI曰く原曲は「もっとオドロオドロしかった」「OMINOUSに近い感じ」で、他のメンバーはそれが好きだったようだけどNINTHに入れるイメージてはないとのことで完成した曲はすっかり別物になってしまったらしい10。そっちのバージョンも気になる。

もうライブで聞いたら泣きそうになるのがわかる曲。照明とかやばそう。
『「強く在りたい」そう願うのは明日が君と咲くから」←ここめっちゃすき。
内容はFallingとかTWO OFと同じようにRUKIが悩んでたことをバラードにしたのかなと思った。

08 BABYLON'S TABOO

麗原曲。
ここでのバビロンは支配者とか抑圧のようなヒップホップで使われる方の意味。

RUKIが麗の持ってきた曲を聞いて浮かんだのが呪いっぽい、ヴードゥーっぽいイメージで、[ADE DUE DAMBALLA]はヴードゥー教の呪文11。タイトルも"TAVOODOO"みたいなそれっぽいものにしようとしたが、ヴードゥーについて調べてるうちに呪いとかそういう感じでもないなとわかって採用されなかった模様。12
麗曰くバラードブロックから激しいブロックに復帰するときのつなぎの曲として作ることになり、1コードでずっといってしまうような曲、いろんな引き出しを持っていないと表現できないような難解な曲が欲しくて作ったとのこと13

歌詞はRUKI曰く「身近なテーマ」、「騙くらかした世界だなとかいう感じ」らしくて、タイトルから考えるとこの世界(音楽・芸能業界?)でthe GazettEもしくは他のバンドか何かが受けた仕打ち(権力者による邪魔者の排斥?)を歌っている風に見える。

ドロドロというか淡々と進行する曲だけど歌詞はわりとえげつないことを言ってて静かな憤怒って感じ。

09 裏切る舌

ベロォ…
読みは「うらぎるべろ」(うらぎるした ではない)
発売前にラジオ「REDNIQS」で先行オンエアされた。
これも「身近な話」で、「怒りよりも俯瞰的に『そら見たことか』みたいな感じ」な曲らしい14

REDNIQSで聞いてキエエエエエエエってなったやつ。
正直発売前はアルバムに期待していなったので、浅井さんがこれを流してくれたおかげで少なくとも大当たり曲が1曲は入ってることがわかって安心してCDをお迎えすることができた。実際は当たり1曲どころじゃなかったけど。
「死を願えど~」のとこギターが好みすぎる。
よっしゃ異端っぽいの作ってもええんやな!作ったろ!で早速これが作れるルキさん最高か…

10 TWO OF A KIND

意味は「似た者同士」
NINTHで一番お気に入り。
激しい曲なんだけど歌詞(内容)が!!!!!というギャップがめちゃくちゃポイント高い。
ラスサビの繋いだまま~汚れぬまま~のとこが好きすぎて泣くしかない。

(中略)ファンに対していらついてたのって一時期だけだったんで。まあ、今もムカつきますけどね、やっぱり。あーだこーだ言うから(笑)。そういうところはムカつくんですけど、わりとなんか似たような感じっていうふうなとらえ方。

――ああ、自分と。

俺もムカつくし、お前らもムカつくときあるっしょ?みたいな。でもまあ、いいじゃん!やってこうや!っていう感じではありますよね(笑)。

――ファンは自分の鏡だってよく言いますからね。

鏡だなと思いますね。うちらがこんなだから、こいつらこんな痛くなっちゃったんだなっていう。だからまあ、すいませんねっていうのは思いますけど(笑)。

―ROCK AND READ 078 28ページより

↑は具体的にこの曲について語っている箇所ではないのだけど、この前にインタビュアーが「TWO OF A KINDが今のthe GazettE流のラブソングだと思った」という話をしていてその流れからこの発言になっているので、タイトルの「似た者同士」っていうのがこういう考え方から来てるのかなと思った。
「同じ痛みを知る~」とか「傷を分け合う度~」がバンド側・ファン側お互いに辛い思い・嫌な思いすることもあるけどそれも乗り越えてやってきた(これからもやっていこう)みたいなニュアンス?

それと「Falling」と同様に異端のことも歌ってるように思う。
「脳裏を掠める〜(Aメロ1)」「落下しては~(Bメロ)」…異端やってた頃の自分や異端に喜んでいるファンの姿を思い出して辛くなる?
「忘れながら生きる〜(Aメロ2)」…上記Fallingのインタビューにあったように異端時代を思い出したりまたやることは苦痛だけど過去の自分と対話をしていく中で認められるようになるのだろうか、という問いかけ?(あるいは「交わる吐露」がバンドとファンが気持ちをぶつけあうという意味でライブのことかなとも思った)
「もう正しさも〜(Bメロ)」…今まで自分で正しいと思ってきたこと(=異端っぽいことはやらないと決めてたこと)も実はそうではなかった、やってもいいんだと気がついた?

11 ABHOR GOD

曲はRUKI以外の4人による共作?と言っていいのかな。これもかなり制作が難航したらしい曲。
タイトルは直訳すると「神を憎む」「神が嫌いだ」みたいな感じ?

ロォーゥ!→お手を拝借!→家ー!→声ちょうだい!と葉月要素が満載で楽しくなる曲。lynch.でカバーして欲しすぎる。
ライブではTOO FAST TO LIVE~のルキのわっしょいダンスが見どころ。

12 UNFINISHED

「未完成な」「不完全な」「終わっていない」という意味の単語だけどRUKI的には「(ライブとかで感じる)終わらないでほしい」みたいな感情が強かったかもしれないとのこと。

TOMORROW NEVER DIESみたいなやつだ!という最初の感想。毎回重い・暗い曲やSEでアルバムが終わるイメージなのでこんなさわやかな曲でそのまま締めくくられるのが新鮮。

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関連リンク

the GazettE Official Site NEW ALBUM「NINTH」紹介ページ

the GazettE Official Site LIVE TOUR18 NINTH 紹介ページ

注釈

  1. barksのインタビューより
  2. the GazettE NINTH Reference Book 132ページより
  3. 歌詞に具体的な地名が入ったのはこれが初めて。リアルサウンドのインタビューより
  4. スタラビツアー中に度々LIVEでファンによる問題行為(潰し)があり、MCでメンバーがわざわざ言及するほど問題化したことがあった
  5. DIVISION自体は「分割」という意味。DIVISIONの初回限定盤は3枚組で、Disc1がVEIN=静脈・Disc3がARTERY=動脈・2つの間にあるDisc2がBINDING SITE=結合部分=心臓を意味している
  6. ROCK AND READ 078 24ページ
  7. barksのインタビューより
  8. 激ロック 2018年6月号より
  9. 『籠の中で外の世界には出られない状況があったとしても、蝶になればそこから出られるかもしれない。でも蛹のままだったらずっとそこに居続けなきゃならない。だから、これは「籠の蛹」なんです。』SHOXX 2012年9月号 33ページより
  10. barksのインタビューより
  11.  映画「チャイルド・プレイ」でチャッキーが人形に魂を乗り移らせる際に唱えている
  12. 激ロック 2018年6月号より
  13. NINTH Reference Book 108ページより
  14. ナタリーのインタビューより

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